糸治療

糸治療では、皮下に棘の付いた特殊な医療用の糸を挿入し、皮下組織を引っ掛けて引き上げることで顔の輪郭を引き締めたり、たるみを改善します。外科手術よりも侵襲が少なく、レーザーよりも即効性を感じていただきやすい治療法です。

糸を挿入した部位の真皮ではコラーゲンが増生され、肌全体にハリを取り戻し、内側から持ち上げボリュームを与えます。

お肌をリフトアップしたい方やお顔にハリが欲しい方に向いている施術です。

糸治療は、フェイスリフトとは違い、皮膚を切り取る必要がありません。

細い針を使用するため、傷口は小さく、ダウンタイムが比較的短いのも特徴です。

挿入した糸は時間が経てば吸収される、安全で適合性が高いものを使用しているので体への負担もなく安心して受けていただけます。

アルテミスリフト

2024年12月より、第4世代の糸と呼ばれる「アルテミスリフト」を新規採用しました。

• アルテミスリフト　BASIC MESH(PDO)、HARD MESH(PLLA)

  PDOとPLLAの2種類の固さやリフト力の違う成分でのラインナップがあり、患者様の症状や骨格に合わせた組み合わせで施術が可能です。特殊五角形のモルディング式のコグは三角形のカッティング式のコグに比べひとつひとつのコグが独立した構造になっているためスレッドの強度が高いです。また、刺入時の不要な組織損傷を最小限にでき、術後1～2週間のチクチクとした違和感を低減します。針は先端が丸く加工されているため、施術時の皮下出血や神経損傷のリスクを低減します。日本には流通していないPLLA 3D Meshは強力なリフトアップに加え3Dメッシュに組織が絡みつくことで長期的な効果を持続します。

• アルテミスリフト　BASIC SHORT(PDO)

  BASIC MESH(PDO)、HARD MESH(PLLA)と同様のコグとメッシュがついているため、細かい微調整やこれまで実現できなかった狭い部位へのアプローチが可能になります。

短い糸

• beauty energy

  PDOという体内で吸収される物質でできた極細の糸です。組織を引き上げるというよりも、コラーゲン増生によるお肌のハリ感アップや毛穴の改善に効果があります。

長い糸

• BNLS ultimate lifting

  PCLでできた、双方向性に返しがついた糸です。これにより中央方向にリフトアップすることが可能です。単体で使用することはなく、他の糸と組み合わせて治療します。当院では主に頚部に使用しています。